Sparkler 
for cello


新倉瞳さんから連絡をもらったのはいつだったかな。かなり熱いメッセージを頂いたのだが、実際お会いするまでには何年かかかった。

今回新作の依頼を受けた。ドレスのプロデュースなどをなさる瞳さん。お姫様的なイメージがある。ぱっと僕が思ったのは、実際誰も見ていない自宅で、そんな人が、ふてくされていたら面白いなと思った。どうやったら不良っぽい感じを醸し出せる作品が作れるか、チェロ的でないチェロの曲はどうやったらできるか、が今回の目標だった。

半年以上かけて楽譜を書いては瞳さんに弾いてもらった自撮りの動画を送ってもらい、何度も書き直して作っていった。

藤倉大