Horn Concerto No.2

この作品は福川 伸陽くん個人からの委嘱作品。個人が協奏曲を委嘱するってとても珍しい事だし、凄いことだと思う。そういうことが起きた僕は、とってもラッキーだと思う。
今回は、今のところ完成している第1部の世界初演。
以前に、「ぽよぽよ」というホルンソロの作品を彼のために書いた。それも福川 伸陽くんの個人委嘱だ。その作品は福川くんと長い間スカイプでやりとりして出来上がった不思議なホルンの曲。「ぽよぽよ」は世界中のいろんなホルン奏者によって演奏されているし、録音も3つのレーベルリリースされている。日本、イギリス、ドイツのレーベル。

今回は、それらの経験を元にしながらも、日本にいる福川くんとロンドンにいる僕とでスカイプでやりとりしながら協奏曲の一部を作っていった。
福川くんに色々な注文をしたり、ホルンの色々なことを試してもらったりして、新しい奏法や音をホルンから見つけ出す、という感じのコラボレーション。
僕は元来、《ホルン協奏曲》といった古典的なものは好きではない。
マッチョで、うるさく、カッコ良いといえばそうかもしれないが、どちらかと言うと、ウザい笑。
ホルンがフォルテでカッコよく吹くのに加え、それが調性音楽となると、仮病を使ってでも聴きに行きたくない。

なので、今回は全くホルンっぽくない、爽やかで、ぽよぽよ、さわさわ、ぱらぱら、した感じのホルン協奏曲を目指した。

ホルンが主人公で、そこから生まれてくる森、そこに降る雨、その中の森を主人公が、特に目的もなくのんびりと歩き、その周りから発見などがあるかもしれない、というような感じだと思う。

今回の第1部がどんな響きをするか、を知った上で第2部を書き、完成させようと思う。

藤倉大



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